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2021

【エンジの誓い 〜#85かえで〜】

【エンジの誓い】

こんにちは!

まなから引き継ぎました4年の山邊(かえで)です。

まなは早慶戦を経てプレーヤーを引退し、学生コーチとなりました。


負けず嫌いで成長に貪欲なまなは

学生コーチへの道を、強い覚悟を持ち、決断してくれました。

一年生を強くする為に、何度も話し合いをしている姿や、普段は優しいのにチームを想って厳しい言葉をかける姿から、私は本当に刺激を受けています。

そんなまなともえが学生コーチの一年生が羨ましいです笑


まなとは美味しそうな食べ物を探しては、食べに行ってました笑

しかし、お互い優柔不断なので決めるのに時間がかかります笑

くだらない話で盛り上がったり、時には真面目な話をしたり、聞き上手でいつも寄り添ってくれるまなにはなんでも話せちゃいます笑

コロナが収まったらまた行こうね!





新チームが始動し、半年が経ち

もうすぐ最後のリーグ戦が始まると思うと

4年間があっという間で驚いています。


ラストのリーグ戦。

ワクワクでもあり、不安でもあり、

終わりが一歩一歩近づいていると思うと悲しさも込み上げてきます。




私のエンジの誓い。


長くなってしまいましたが、今私が思っていることを綴らさせて頂きます。

最後までお付き合いください。




日本一。

その言葉に素直に憧れを抱き、

新歓で感じた部や先輩の雰囲気から、

最後は自分の直感でここに入ると決めました。



幸いなことに2年生の頃から

六大戦、早慶戦、リーグ戦とスタメンとして出させて頂き、

また代表のチャンスを幾度となく頂き、

他の人から見たら順風満帆なラクロス人生だったかもしれません。


『かえでって出来ないことあるの?』

『かえでの悩みって何?』

そう言ってくれる人もいて、このように思ってもらえるという嬉しい気持ちもありましたが、



個人としては

悔しい、苦しい、自分に自信を持てなくなったり、何をすればいいのか迷走したり

この4年間の大半は悩んでることが多かったと思います。




負けず嫌いな私は

弱い部分を人に見せたくなかったから、


負けた試合の次の日も心の中ではまだ切り替えられてないけど、

切り替えてるように見せたり


悩んでいることがあっても打ち明けられなかったり


表では強く見せていました。(泣き虫なところはありますが笑)


元々、人の前に立って何かをしたりするのが苦手でずっとこういうリーダーなどからは逃げてきた人生でした。


けれど、私が2年生の時に挑戦したのも、

この同期やチームで本気で日本一を目指したいと思ったからです。


2年生の時に決意したものの、思うようにいきませんでした。

幹部となった時に

リーダーシップのない私は、歴代の先輩方の偉大さから

リーダーや上に立つ人は"強く"  "格好良く" あるべきという勝手な印象で


統率力がない私は、理想のリーダー像とのギャップに悩む毎日でした。



強く言い切れず、語尾が曖昧。

自分に自信がないから、率いる力もない。




けれど、このことも誰にも打ち明けられず、

ただひたすら自分で考えては答えが出ない毎日を過ごしてました。



プレーにおいてもスマートで、格好良いプレーを目指し

不器用なのに、色々なことをやろうとしすぎて

本来の自分をプレーで魅せられなくなり

悩む事がありました。





成長の毎日だった1年生

同期の成長のはやさに自分も必死で喰らい付こうと、とにかく練習をしました。

先輩方の練習に入るとミスをするのが怖くて、萎縮することもあったけれど

とにかく憧れの先輩と日本一を目指す為に必死でした。



純粋にラクロスを楽しみ、先輩方に支えてもらっていた2年生

リーグ戦での得点後、先輩方が駆け寄ってくれるのがすごく嬉しかった。

何も抱えるものがなかったので、伸び伸びとプレーでき、"自分らしさ"を表現できました。


けれど、勝ちという結果をチームにもたらすことが出来ず、

その時、日本一の壁の高さを知りました。



リーダー、プレーヤーとして

勝手に目に見えないプレッシャーを感じて、

4年生と全戦全勝を目標にやってきた3年生

色々なことを上手くやろうとしすぎて、自分の強みをプレーで表現できず、

リーグ戦を2戦で終わらせてしまいました。


そしてこのリーグ戦で初めて、フィールドに立つことが怖くなりました。ベンチや応援席にどう思われてるのかがすごく怖く、見せる顔がありませんでした。



そんな昨シーズン終わりに

同期から言われた言葉があります。


『上手くやろうとしなくていい』

『もっと周りを頼って』


この言葉にハッとさせられ、心が軽くなった感覚がありました。


歴代のリーダーの先輩のように"強く""格好良く"なくていい

自分らしいリーダー像は言葉や統率力ではなく、努力する姿勢やプレーなど


"背中で見せる" "泥臭く"

でした。




上級生になって、

がむしゃらにゴールに向かうだけじゃなくて

周りを活かせるようなプレーをしなきゃ


同時に、自分がやらないと


下級生が自分が2年生の頃に伸び伸びとプレー出来たように、プレーしやすいように


全チームが不自由なく、不満なく練習してほしい

けれど、たくさんBとか1年生には我慢させちゃったし、辛い思いをさせちゃった

申し訳なさで本当に心が痛む


練習やミーティングの内容は、これで日本一を目指せるのか


そんな風に色々考えすぎて、


チームのこと

チームメイトのことを頼っていない自分がいて


そして、


本来の"自分らしさ"が出せなくなり


自分も信じられなくなっていました。



しかし、

そんな私のことを信じてボールを託してくれて

試合前に頑張れと応援してくれる

チームメイトがいて


信じて、コートに送り出してくださるコーチがいる。


だから、

私はチームも自分も"信じる"ことが勝つためには必要だと思いました。



私のエンジの誓いは

【チームを信じて、自分を信じて、自分らしくプレーする】です。




練習で上手くいかない日も、試合で悔しい思いをすることもあったけれど、

その度にチームで乗り越え、

目標に向かって厳しくやってきた

チームを信じて


悔しさや苦しさを乗り越えて成長してきた自分を、

誰よりも早くグラウンドに行き自主練や練習で

伸ばしてきた自分のプレーを信じて



"自分らしく”プレーをします。



私は不器用な人間です。

全部を上手くやろうとすると本来の自分が出せなくなるので、

フィールドに立ったら、周りのことを考えすぎずにゴールに果敢に向かい、

チームに良い結果をもたらします。


相手に対応されようと、研究されようと

それを上回る"自分らしさ"を爆発させるプレーをします。



そして、

勝ちたいという強い想いと 


自分らしく、早稲田らしく

最後まで『1inch』を大切にボールを追い続け


自分のミスも、仲間のミスもミスにしないよう

自分のプレーで強さを表現し、



一戦一戦、

目の前の相手を、試合を勝ち抜く。




スポーツは勝敗が全てです。

どんなに頑張ったって思っても、どんなに自分のチームが1番と心で思っても、

内容が良くても、結果が負けでは必ず悔しさが残ります。

だから過程にこだわるだけじゃなくて、結果も手に入れたい。


スポーツをやってる以上、一番を目指したい。負けたくない。



だから『日本一』を目指します。





かえでさんのプレーを見てびっくりしましたとか

伸び伸びとプレーできるために、出来ることありますか?って聞いてくれたり、

4年生とのリーグ戦楽しみですって言ってくれる後輩


 

かえでがボールを持つとワクワクするとか

私が伸び伸びとプレー出来るために支えて下さったり、悩みを聞いて鼓舞してくれ

もっと自信持ちなよ!上手いんだからと言ってくださった先輩



時には厳しく、時には優しくアドバイスを下さり、

期待して、たくさんのチャンスを私に与えて下さって

可能性を引き出して下さったコーチの方々



ラクロスを始める頃はあまり乗り気ではなかったけれど、

今では私以上にラクロスに熱中している姉や、

いつも試合前に応援メッセージを送って励ましてくれたり、

奇想天外なプレーを考えて提案してくる母

「オフボールの足が止まってる」とか、ビデオを見ているとうるさいくらい色々アドバイスしてくる父

右から左に流すことも、いらいらすることもあったけれど


誰よりも期待してくれていて、1番の応援者であり心の支えでした





そして何よりも、

始発でグラウンドに向かい、日中までバカみたいに自主練して、

どこの学年よりも努力してきた学年で


練習では厳しく言い合って、ミーツでは本音で何度も話し合って(同期練が嫌いになる同期もいたり笑)

4年間、辛さも楽しさも一緒に味わってきた同期


辛くても、諦めそうになってもみんながそれぞれ頑張ってるから、

厳しく言ってくれるし、優しく寄り添ってくれるから、

どんなことがあっても、同期がいるから

本当に心強い。


自分達のやってきたことを信じて、

悔しくて、辛くて泣いたり、嬉しくてコートに倒れ込んだり

色々経験して成長した自分達らしく

最後は最高の笑顔で"同期愛"を見せつけよう!




本当に多くの人に支えられてきたんだなって感謝の気持ちで一杯です。




だからこそ

日本一という結果で、

まずは自分達が1番になって、死ぬほど喜びたい。

そして、結果という形で感謝の気持ちを伝えられたらと思います。





次はつくしにお願いしました。


1年生の頃から一緒に自主練を頑張ってきた仲間で、つくし無しでは今の私はいないと思います笑

毎日始発で(ほとんど遅刻されたけど笑)たくさんのシュート練をして、

『切磋琢磨』してきた同期の1人です。

つくしがいたから、自分に負けそうになった時も自主練に行けたし、試合で点を決められたのはつくしが練習に付き合ってくれたからです。


一年生の冬ごろ、5時にグラウンド集合し

暗くてグラウンドで明るくなるのを待ったのも、今では良い思い出です笑



誰よりも上手くなることに貪欲で、

しっかりと研究して、

1年生の頃からは想像できない強さと頼もしさを感じさせるゴーリーになったと思います。

リーグ戦では『最後の砦』として早稲田のゴールを守ってくれることを期待してます!




それでは失礼します。


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