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2025

【引退ブログ〜まいこ〜】

こんにちは!まるから引き継ぎました4年の櫻井(まいこ)です。


まるは早稲田のエース!!!!

キレッキレのダッジは見ていて気持ちがいい…

そんなカッコいいプレーとは裏腹に、普段のまるは「ほにゃほにゃ」してる。ピッカピカの笑顔と優しい口調で33期を包んでくれます(たま〜に優しい口調でグサっと刺さる一言を言うときもあるけど、それはそれで面白い)


またメニュー間の反省を盗み聞きしてると、皆がどうしたら上手くいくのか分からなくなって詰まっているときに、さっと「こうしたらいいと思うんだけどどうかな?(´∀`)」と柔らか〜い優し〜い声で言ってるのをよく耳にします。まるの一言で33期やチームが救われた瞬間は沢山あると思う!


A1でお客さんが「ウワァ〜」ってなるようなまるのスーパープレー楽しみにしてるよ〜(^^)/



それでは本題に入ります。


この女子ラクロス部で過ごした4年間は、起きたこと全てを思い出せないぐらい色々な出来事があって、たくさんの感情を抱いた本当に濃密な時間でした。でもそんな中で、部活を心の底から「楽しい」と思えていたのは、最後の1年間だけでした。


何も知らない私に一から教えてくださった頼りになるトレーナーの先輩が引退されて、2年生に上がったタイミングで学生トレーナーが私1人だけになってしまいました。そこから1年間は地獄のような日々で、部活をしていてポジティブな感情になったことはほとんどありませんでした。


トレーナーとしての知識も経験も浅い私が、この部活に存在する必要はあるのか。資格を持った社会人トレーナーの方をたくさん雇えば、学生トレーナーという役職なんていらないんじゃないか。存在意義を完全に見失っていました。


心身ともに限界を感じ、休部を選択しました。本気で辞めるつもりで休部をしました。でも何度考えても、このまま辞めて33期と離れていくのがどうしても寂しかった。1年生の夏合宿、帰りのバスでみんなが爆睡している姿を見て、「私はこの人たちのために頑張るんだ」と決心していました。だから自分が決めたその目標から逃げ出すのは悔しいなと思いました。


その後、31期の先輩が「どうしたら学生トレーナーが1人でも上手く運営ができるか」を何度も休部中にZoomで一緒に考えてくださり、また同期の皆が部活に復帰したときに暖かく迎えてくれたおかげで、また一から頑張ろうと思うことができました。


そして3年生になったとき、1人の後輩が選手から新たにトレーナーという道を選んでくれました。その後輩が合間を縫って教科書に向かって勉強して、社会人トレーナーの方々にたくさん質問をして、選手とたくさんコミュニケーションをとって、そうやって全力で頑張って成長していく姿を見て、「私も負けてられない!」とたくさんの原動力をもらいました。


また学生トレーナーが2人になったことで、できる仕事の幅が少しずつ増え、選手とのコミュニケーションもとりやすくなり、自分たちが考えたことをチームに還元できる機会も多くなりました。そこで初めて、学生トレーナーが選手やチームに良い影響を与えることができている感覚が生まれてきて、自分なりの「存在意義」を見出すことができるようになりました。



そして柏原組がキックオフした2024年1月14日。その日横浜スタジアムで見たA1の試合が本当に忘れられませんでした。あんなに大きい会場で試合ができる、スモークの中から選手が登場する、繰り広げられるプレーひとつひとつに観客が声を出す。大学ラクロスでこんなことが経験できるんだ!と強い憧れを抱きました。正直自分たちが1年後にそこに立てるイメージは全く持ってなかったけど、「この舞台に立ちたい」と本気で思いました。


なら目標である「学生王者」を達成して、憧れのA1の舞台に立つために、スタッフである私は何をしたらいいのか。


それは、チームの勝利のために、"自分"にしかできないこと、"スタッフ"にしかできないことは何かを考え抜いて、それを確実に実行することだと考えました。


まず"自分"にしかできないことは「ウォーミングアップ」だと思いました。練習や試合で声が出なくて盛り上がらないというチームの課題に対して何か貢献できないかと考え、社会人トレーナーの方にお願いして、ウォーミングアップを作り始めました。正直上手くいかないことも沢山ありましたが、「今のアップめちゃくちゃ楽しい」「アップで声が出て盛り上がる」と選手に言ってもらえたとき、時間をかけて考えてよかったと思えたし、少しはチームの雰囲気作りに貢献することができたのかなと思います。


そして"スタッフ"にしかできないことは「それぞれの立場から選手が120%でプレーできる環境をつくること」だと思いました。試合前には必ずスタッフミーツをして、会場内の動線や当日のタイムスケジュール、ベンチ内での役割分担を確認し、想定外の事態が起きてもすぐに対応して、選手がプレーのみに集中できるように、スタッフ全員で準備をしました。試合を積み重ねていく内に、コーチの方々にもベンチでのスタッフの動きを褒めていただけるようになりました。 


また今年はスタッフ全員が「決められた仕事」の枠から飛び出して、テーピングやアップの指示出し、STG、練習の分析など、色々なことに挑戦してきました。

『支えるだけではなく、プレイヤーと共に戦う少数精鋭のスタッフチーム』を目指して皆で頑張ってきましたが、少しはこの目標に近づくことができたかなと思っています。


結果として、目標だった「学生王者」を達成することができました。今後の人生で、試合終了のホイッスルが鳴った瞬間のあの感情を味わうことは正直もうないと思います。



下級生の頃は入部したことを本気で後悔していたけど、今は大学生活4年間をラクロス部に捧げたことは決して間違いではなかったと思えています。



そして、スタッフはやらなければならない仕事がある程度決められている分、それをクリアしてしまえば、そこからの成長を自分自身で感じることが難しいポジションだと思っています。もちろん決められた仕事ができるようになるまでの道のりは当たり前に長いし大変です。「誰にでもできる仕事だ」というようなことを言われて悔しい気持ちになったこと、自分の努力を周りに認めてもらえなかったことが私にはたくさんありました。私以外にも同じように感じたことがあるスタッフがもしかしたらいるかもしれません。


でも私の原動力は、不意に言われる「ありがとう」という言葉でした。決して感謝されるためにやっているわけではないけれど、その一言が「また頑張ろう」と次の一歩を踏み出す力になり、「他にもやれることはないか」と決められた仕事の枠を越えた新たな挑戦をするきっかけになりました。


ある後輩が全学決勝の直前に「絶対まいこさんをA1に連れて行きます!頑張ります!」と宣言してくれました。

当たり前ですが、スタッフがラクロスをすることはありません。でも私や他のスタッフの「勝ちたい」という想いを背負って全力でプレーしてくれる選手がいることが心の底から嬉しかったです。そして早稲田の選手たちはどこまでも泥臭く全力でプレーをしてくれるから、それを何とかサポートしたい、勝たせたいという想いで、私もまたより一層頑張ることができました。


これからも後輩スタッフのみんなには、スタッフにしか出せない価値を沢山見つけて、「スタッフがいないと勝てないよね」と色んな人に言わせるような最強のスタッフチームを目指してほしいです。私から見て、みんなは本当に何でもできて頼りがいがあるし、選手を上回るぐらい勝ちに貪欲だと思います。これからもスタッフ"One Team"で頑張れ!!!


そしてこれからも選手の皆は、自分自身のためはもちろんだけど、ぜひスタッフの想いも感じながら、泥臭く全力でプレーしてほしいです。辛いトレーニングをやらせることもあるだろうけど、それはみんなへの期待と勝ちへの想いだと思って!スタッフは「何でも屋」ではありません。でも勝利のために「こうしたい、こうなりたい」と思ったことがあるなら、それを全力でサポートするのがスタッフの仕事です。私の誇りである後輩スタッフの皆は絶対にやってくれると思います。



これからの早稲田の活躍がとても楽しみです。試合を見に行くたびに、皆がムッキムキの体力おばけになっていることを期待しています。



長々と書いてしまいましたが、もう少しだけ。



私がよくテーピングを巻いていた選手のみんなへ。


皆のテーピングを巻くのが私の日課でした。そんな中で「巻いてくれてありがとう!」や「まいこ/まいこさんのテーピング動きやすいです!」という言葉をありがたいことに沢山もらいました。その一言が本当に私の原動力になっていました。1年生のとき、泣きながらテーピングの練習をして本当に良かった。これからも怪我には気をつけるんだよ。



今リハビリを一生懸命頑張っている選手のみんなへ。


元気にラクロスをしている選手が目の前にいるのに、ブルシで地道なリハビリをするのは本当に苦しい時間だと思います。「あの時怪我していなかったら」と考えてしまうこともあると思います。でもいつか「あの時頑張ってよかった」と思える時が来ると私は信じています。皆が笑顔で楽しくプレーしている姿を楽しみにしています。トレーナーにたくさん頼りながら、自分を追い込みすぎず、頑張ってね。



スタッフのみんなへ。


私がこの1年頑張れたのは確実に皆がいたからです。辛いことや悲しいことがあっても、皆と話したらまた頑張ろうと思えました。何なら皆と話す時間が大好きすぎて、議題はもう無いのになんとかスタッフミーツを引き伸ばそうとしたこともありました。すぐに帰りたかった人たち、ごめんなさい(TT)あと今年こそはブラック帯同を0にしたかったけど、それは全く達成できませんでした…みんなで暑い中「ブラックだ…」と言いながら頑張ったのも、大切な思い出です。みんな本当に1年間よく頑張った!



同期のみんなへ。


33期で本当に良かったと心の底から思っています。新歓で怖がりながらも私に話しかけてくれて、仲間に入れてくれて本当にありがとう。体調不良や休部等でたくさん迷惑をかけてしまったけど、皆がいたから4年間やり切ることができました。いつもトレーニングを全力でやってくれて嬉しかったです。終わらないガクミの中で決めた「学生王者」という目標を柏原組で達成できたことが本当に幸せです。引退まであと3日。最後まで全力で駆け抜けよう!




残すは、憧れだったA1だけ。

泣いても笑ってもこれが最後。泣いても笑ってもこれが最後なら、笑って引退したいです。


これまで頑張ってきた選手たちを信じて、当日はベンチで全力でサポートします。



次はあどにお願いしました。


あどと4年間一緒に過ごしてきていつも思うことは、「あどの語彙力すごいな」です。教えるときに言葉でわかりやすく伝えるのが本当に上手くて、メニュー間の反省を盗み聞きするたびに、ラクロスやったことない私でもラクロスの戦術を少しずつ理解できるようになりました(笑)あとふざけるときに出てくるワードセンスも本当に面白くて、いつも笑っちゃう。


そして本当に優しくて、私の話を沢山聞いてくれるお母さんみたいな存在です。田無のサイゼリヤで部活に対する愚痴を語り合った夜は一生忘れません。あの時あどがいなかったら、私のラクロス人生は終わってただろうなと思います。あの時は本当にありがとう…!!


引退までもう少し、全力で駆け抜けよう!!


それでは失礼します。



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