こんにちは!
なつから引き継ぎました、4年林(なる)です。
あおいは、賢くて正しくてとっても強い人です。いつも言語化できない複雑な想いを、それです!っていう言葉に変えてくれて、私はあおいに自分の感情を言葉にすることを教えてもらいました。
正しいことが何か分からなくなることもあったけど、あおいはいつもブレない軸で、私が流されそうになったとき引き戻してくれました。
そんなあおいでも言語化できない想いを味わった日もあったね。
空見上げちゃった日も、歩き回っちゃった日も、もう歌わない!って日も、いつか笑えるといいね
今思い出す景色にはいつもあおいが隣にいて、同じ想いでいたことももう分かってて、そう思える人と出会えて本当に幸せだなと思います。
沢山喋ってきたけどまだまだ語れるよね!まじで私たち頑張った!お疲れ様!
それでは本題に入ります。
自分が選手をやっていない4年目は想像していなかったと言いたいけど、正直3年のころから何度も考えていて、
ただ、認めたくなくて、捨てたくなくて、思い切りの悪さでずるずるしていたのかもしれません。
でも、苦しすぎたあの頃、隣にいてくれた人、一緒に過ごした時間や景色は宝物だし、今は学生コーチという道を選んだこと、4年間走りきれたことを誇らしく思っています。
何を残すか迷ったけどやっぱり、育成コーチになった経緯と、この一年の想いを書いておこうと思います。
自分は決して上手い方ではなかったけど、何となく学年が上がるにつれてサブからトップへ、だんだん試合にも出られるようになったりするのかななんて思っていた。
ただそんな簡単にいくはずがなくて、嫌な予感がし始めたのは2年の秋ごろだった。
何となく手足に力が入らなくて、クロスが上手く持てない気がした。
こんなことで疲れてたっけと思うようなことで異常な疲労を感じたり、視界がぼやけることが増えたりした。
気のせいだと思い込ませて、何でもないふりをし続けた。
でも、目の前がぐらついて、真っ白になって、
ボールの入ったクロスが重すぎて、
壁打ちを数回やっただけで、手足の震えが止まらなくなった。
貧血と言われればそうだし、低血糖と言われればそうだし、ストレスと言われればそうだった。
毎日成長する自分でありたかったし、毎日努力できる自分でありたかったし、毎日笑顔で挨拶できる自分でありたかったのに
何もできなくなった。
日本一長かった昨シーズンは、本当に長くて、
少しでも休んだらもう戻れない自信があって、毎朝死にそうになりながら部活に行っていた。
あんなにお世話になった人たち、一緒にやってた人たちが最高の舞台で活躍してたのに、
日本一に自分がどう貢献したかも全く分からなかったし、自分が日本一のチームにいるのかも分からなかった。
4年生になっても、
これまで積み上げた練習量、成功のイメージ、昨シーズンの舞台で大きく成長した周りとの大きな差を感じ続けた。
今シーズン自分がコートに立ってる姿が本当に想像できなくて、ただただ毎日の練習が苦しかった。
4年としてプレーで引っ張ることができない自分が本当に情けなかった。
あのとき選手としての自分を諦めたこと。
もうこれ以上頑張れなくて、楽になりたくて、何かから逃げたこと。
それを否定することはできないし、これからも忘れることは無いと思う。
育成幹部に立候補したのは、選手を引退する前で、自分がチームに貢献できるのは育成だという自信はずっとあった。
育成はこれからの早稲田の土台をつくる本当に大切な役割。その認識はずっとあったし、ラストイヤーをかける価値は十分にあると思った。
ただ、40人の新入生と、1人の学生コーチ。
育成班体制ではあったものの、選手をやりながらの5人とは、さける時間も労力も違くて当然だった。
私しか仕切れない練習。
私しか喋らないミーツ。
私しか描けてない求められる姿。
私が発した言葉、行動が正解になる世界で、
疑うことなく信じてついて来る40人弱の何も知らない子たち。
本当はずっと不安だった。
選手を諦めた自分が育成コーチでいいのか。
弱い自分が、技術のない自分が、
強さを、巧さを教えられるのか。
1年生の未来を台無しにしないか。
毎日押しつぶされそうな量のやるべきことがあった。
信頼を損なわないように、迷いが出ないように、できる限りの力を注いだ。
毎練習毎練習を何とか終わらせるのに必死だった。分からないこと不安なことはめぶきさんこうさんや育成班の皆に聞きまくった。
そうしていくうちに、だんだん自分が育成コーチであることがしっくりき始めていた。
やりがいや喜びもたくさん見つけられた。
それでも、
早慶戦、リーグ、準リーグ
自分が立っていたかもしれない舞台を観客席から見る度に、
月曜夜にメンバーが落とされる度に、
一緒にやっていたメンバーがコートで走り回る姿を見る度に、
悔し涙や、苦しさの中で戦い続ける人を見る度に、
自分が二度とコートに立つことはないこと、
競争の枠にすら入らない道を選んだことを認識させられた。
自分で捨てたものだけど、
私だってできるなら
コートに立って、
自分のプレーで、
先輩やコーチに恩返ししたかったし、
あちら側の場所で隣に立ちたい人達がいた。
闘い続けて自分の頑張りをプレーで報わらせたかった。
でもコーチとして一年生と過ごしていく中で、
プレーヤーのときには忘れていた
練習ができることのありがたさ
小さな成長の尊さ
一緒にやってくれる仲間のありがたさ
本気になれることのありがたさ
ふとした瞬間に溢れていたのに、
今まで見えていなかった大切なものにもう一度気づくことができた。
偉そうに一年生に言ってたことのほとんどは私ができなかったことで、
自信を持つとか、
失敗を恐れないとか、
楽しむとか、
感謝を忘れないとか、
あたりまえにやる人でありたかったのに自分だけが辛いと思っていたときはできていなかった。
自分の周りには
こんなに
頼れる人がいて、
応援してくれる人がいて、
信じてくれる人がいて、
頑張り続けてる人がいて、
やりたいことを全力でやらせてくれる。
そのありがたさと、自分が本当に恵まれてることに最後の一年でようやく気づけた。
「表に出る」
エンジの誓いをたてたときは、こんな形になるなんて思ってなかったけど、
今はとてもしっくりきています。
人前に立つのが苦手で、
できれば話したくなくて、
ずっと誰かの後ろをついてきた自分が、
一年生チームを引っ張って、
毎朝全集をして、
みんなの前で怒ったり、
褒めたり、
泣いたりした一年でした。
今までの人生で一番表に出た一年でした。
怖かったし、苦手だったけど、
強くなったと自信を持って言えます。
振り返ってみれば濃くて、大切なものが全て詰まった4年間でした。
この4年間のラクロス部での全ての経験と、
出会ってくれた全ての人に感謝しています。
本当にありがとうございました。
先輩へ
あまり自分からいくことができない自分を暖かく迎えて入れてくれて、可愛がってくれてありがとうございました。先輩方の繋いできてくれたものをできるだけ伝えたいなと思って育成していました。引退してるのにたくさん練習に来てくれて、助けてくれて本当にありがたかったです。
サブチームで戦った先輩方
去年までも今年もずっと原動力でした。4人でやった共有とか、けろさんろくさんの鬼メニューとか、思い出すと笑えます。また会ってください!
あんさん
#5があったから続けられました。
コートで活躍する5を見せられなくてごめんなさい。でも自信持って会いに行きますね。
3年生へ
サブで一緒にリーダーやった人。
トップでたくさん気遣ってくれた人。
本当にお世話になりました。みんなの優しさにいつも支えられていました。
きちんと言いたいことは言って強く優しい組織を作ってください。
2年生へ
明るくて逞しすぎる2年生。2年生ながらチームを盛り上げて、支えている姿が本当にすごいなと思ってました。サブの子達、ちょっと見ないうちに上級生のプレーになってて、びっくりした!また色々話聞かせてね
1年生へ
育成コーチになって、
この瞬間のためにラクロスをやってたんだなと思う瞬間がたくさんありました。
みんなが褒められると自分のことよりも嬉しくて、自慢だった。
あれだけ大変だったのにサマー後はだんだん手を離れていくのが寂しかった。
ウィンターは本当に誇らしかった。
みんなと出会えたから、
あの日この選択をした自分を肯定できます。
みんなの成長を、
人として強くなる姿を、
一番近くで見せてくれてありがとう。
みんなの一年目に関わることができて幸せでした。
1年生に最後に伝えたいことは二つ。
自分と関わる全ての人への敬意を忘れないこと。
目の前の一球にその時の全力を注ぐこと。
これまでにたくさん伝えたつもりなので、説明は省きます。
これからも、何もうまくいかない日は来ると思います。
ただ、どんなときも
部活に来続けるその姿が、
必死に前を向こうとするその姿が、
誰かの原動力になっていることを忘れないで欲しいです。
そして何を選んでも正解だけど、続けた先にしか得られないものもあって、それは十分に追い求める価値があるものだと私は思います。
これからみんながどんな選択をしてどんな姿を見せてくれるのか楽しみにしています。
ずっと応援してます。何かあったら絶対連絡してね。
育成班へ
この一年やってこれたのも、一年生が強いと言ってもらえるのも、5人のおかげです。毎週ミーツしてくれてありがとう。あまり巻き込めないときもあったけど、できることを探して進んでやってくれてありがとう。
仕事ができすぎて頼もしい育成班でした。
ももさなウィンター一緒にできて本当に心強かったし楽しかった!!
同期へ
違う場所で過ごすことが増えても、
34期の考え方や、部活にかける想いが自分の中心にあって、私って34期なんだなと思いました。
4年間常に、みんなのようになりたい。この人たちと並べる人でありたい。
そう思える存在で、置いていかれないように必死だった。
特に今シーズンは立場が違くて、
一緒に戦えてるか不安になったときもあったけど、
早慶戦で5を書いて戦ってくれたこと、
開幕戦で一番に抱きついてくれたこと、
リーグ後迎えにきてくれたこと、
最後の試合で一緒に泣いたこと、
最後に色紙と花束をくれたこと、
そういう一つ一つの行動が私もここにいていいんだって思わせてくれた。
みんなのありえないくらいの強さと
不器用な優しさに感謝してます。ありがとう!
家族へ
2年程ラクロスの話をできない時期があったと思います。何も聞かないで、帰って来る場所を作り続けてくれてありがとう。
どんな自分でも受け入れてくれる場所があったから4年間走り切ることができました。
自分のことだけで精一杯で、気遣ってもらうことばかりだったけど、これからは私も支えられたらと思います。
次はたまにお願いしました。
はなこは、なんかずっと不思議で、めっちゃ熱くて優しすぎる人です。
後輩と話す機会が多かったり、ブルシも経験したから、はなこの偉大さは分かってるつもりで、
ケア抜けのあの独特の空気感、全員が絶望に飲み込まれないように必死で、自分のことしか考えられない場所でも、はなこは絶対味方でいてくれて、自分を肯定してくれる安心感、
それは私だけじゃなくたくさんの後輩が感じていて、はなこのお陰で戦えてる人、はなこに救われている人はとても多いです。
本当にかっこいいし、素敵なトレーナーだと思います。
4年間本当にありがとう!これからも色んな話しようね!
それでは失礼します。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【HP】https://w-lax.com/
【メール】wasedalax2025@gmail.com
【Twitter】@wasedalax
【Facebook】早稲田大学ラクロス部女子
【Instagram】wasedalax
連絡はLINE公式アカウント、またはメールアドレスにください。
新歓情報を随時更新しているので、チェックしてみてください!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~

