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2023

【エンジの誓い 〜#97 みほ〜】

 こんにちは!もみから引き継ぎました4年の金井(みほ)です。

  

 もみと私は全く正反対の人生を送ってきました。


 一方は発展途上国の貧困をどうやったら解決できるかを真剣に考えた高校生活。


 一方は相手バッターを打ち取る配球や、相手ピッチャーを打ち崩す方法を考える高校生活。


 全く違うからこそ話してみたくて、彼女が入部してすぐご飯に誘いました。

 そこから仲良くなり、一緒にゴールを守りたいと思い、(同期に誰もいなくて寂しかったのもあり)半ば強引にゴーリーに誘いました。


 少しの間だったけれど、同期試合に向けて2人で練習できた日々は本当に楽しかった。


 彼女が怪我や体調不良で休部することになった時、頑張りたくても体や心が追いつかない状況を私にはどうしても理解できず、どうやって接するのが正解なのか答えはずっと出ませんでした。


 私にできることは、気持ちを分かっている振りをせず、もみの状況を受け止めた上で、自分の想いを素直に伝えることしかありませんでした。


 選手をやめてスタッフになると彼女から聞いた時、正直とても寂しかった。やっとできた同期のゴーリー仲間を失い、また孤独に戻ることが悲しかったから。


 でもそれ以上に、彼女が部を去る方が怖かった。


 選手でなくても、どんな形でもいいからこのラクロス部に残って欲しい、と泣きながらもみに訴えたよね。


 そして、やっぱりこの部活に残ってくれて本当によかった。


 もみは、体育会に合わない、ここにいるべき人じゃないってよく言うけど、体育会に染まっていないもみだからこそ、苦しんでいる人に優しく手を差し伸べることができるんだよ。

 もみがいることでたくさんの人が救われてきたと思う。


「あなたは頑張っているよ。」

「もっと自分を大切にして。」


 もみがくれた多くの言葉に何度救われたことか。

 自己肯定感が低い私に何度も自信をくれました。


 価値観が全く合わずに衝突する時もあるけれど、もみに出会えたことは、私の人生の財産だと心から思っているよ。


 いつもありがとう。

 

 私は私らしく、もみはもみらしく。最後まで走りきろうね。




 それでは本題に入らせていただきます。

 なかなか長く、拙い文ですが読んでいただけると幸いです。

 


 ☆没個性が個性

 ☆好きな言葉は「素直」・「誠実」

 ☆座右の銘は「年功序列」


 周りから見た私はこんな感じだそうです(笑)堅すぎてつまらない人間だなと自分でも笑えてきます。


 例年の主将のように、代表選手に選ばれるような圧倒的な実力もなければ、どんな時でも底抜けの明るさでチームを照らし続けられる性格でもない。


 朝の全集の「おはようございます」という一言ですら、いろんな力を振り絞らないと出てこないほどの小心者です。

 

 試合前日ミーティングでは、毎回何を言うのかなかなか決められず、緊張しながら前に立ちます。

 しかし、話し始めると多くの部員が顔を上げて、目を見てくれて、中には相槌を打ってくれる部員もいます。


 そんなみんなの顔を見ると、声を震わせながらも、自然と自分の素直な気持ちが溢れて出てきて、何とか話し続けられるのです。


 小学校、中学校、高校とずっと、「私なんかが主将で」という言葉を使い続けてきました。


 4度目にしてやっと、主将に選んでくれたみんなに対して、この言葉がどれだけ失礼かを知りました。そして、これまではただ自分に保険を掛けて、責任の重さから逃げてきただけだったと知りました。


 今の私は、私が主将だと胸を張って言えます。


 みんなのお陰で自分自身とも、主将という立場とも逃げずに向き合うことが出来ました。


 

  「絶対Final4行きたいよね、行こうね」


 これは、3年生が交わしていた会話の中で聞こえてきた言葉です。最上級生と同じ熱量で強く勝利を目指している後輩がいてくれることに幸せを、日々感じています。


 トップチームだけでなく、サブチームの3年生は、頼もしくチームを引っ張ってくれています。サブチームのLINEグループに私がちゃっかり入り続けているのは、3年生が主体的にチームを動かしている姿を見るのが嬉しいから笑


 私たち4年は、人数的にも、ラクロスの実力的にも、3年生の力が必要不可欠でした。3年生と一緒にチームを作り上げてきたこの8か月間、3年生は期待以上にチームに貢献してくれました。

 

 向上心があり、努力家で、成長が著しい2年生。この学年の力無くしては試合が成り立たないほど大きな戦力です。たまに小生意気な所もあるけど(笑)、自主練で一緒にショット練をやって盛り上がってくれる可愛いところもあります。いじりも含めて、みんなが「主将」と呼んでくれることを実は喜んでいる私がいます笑


 やっと部活に慣れてきた頃に始まったリーグ戦にもかかわらず、全力で声を出してくれて、応援席の最前列に立って必死に会場を盛り上げてくれる1年生。その声に何度も力をもらいました。また、サマー予選で頑張っている姿、悔しくて泣いている姿には胸を打たれました。これからの成長が楽しみでなりません。

 

 こんなに素晴らしい後輩たちと作り上げるチームの主将になれた私は幸せ者です。

 

 だからこそ、このチームでどうしてもFinal4に行きたかった。

 「もうみんなとFinal4を目指すことができない」この現実を突きつけられたとき、受け止めきれないほどの悔しさや、悲しさがありました。

 このブログを書いている今だって、こみ上げてくる感情を抑えるのに必死です。 


 本当は、みんなとのラクロスを明日で終わらせたくないし、もっと一緒に試行錯誤しながら勝利を目指して練習したい。

 

 でも、明日でトップチームを締めくくり、サブチーム、1年生、そして来年以降のチームに繋げていかなければなりません。

 

 キックオフしてから今まで、常に勝つための戦術を考えて、時には日付を超えるまでミーティングをしながらこのチームを作り上げてくれた戦術幹部。

 

 お忙しい中、貴重な休日を私たちに費やしてくださったコーチの方々。

 

 明日、戦術幹部とコーチの方々を中心として作り上げてきた今年のラクロスを、全て出し切り、勝利することで今シーズンを終わらせる。


 トップチーム解散後は、後輩育成に力を注ぎ、来年度のチームへしっかりと繋いでいく。


 残りの時間でできる最大限のことは、今出せるベストな結果を残し、今年のチームで精一杯走りきり、


 【バトンを繋ぐ】


ことです。

 そしてこれが私のエンジの誓いです。




 早慶戦、リーグ戦を通して、早稲田のラクロス部がどれだけ多くの方々に支えられているかを実感しました。


 いつも温かいお言葉を下さって、どんな時も見守り続けて下さるOG会長の悦子さん


 暑い中でも後輩のために応援に駆けつけて下さるOG・OBの方々


 現役選手と同じ熱量で、本気で勝利を目指して指導して下さる7名のコーチの方々


 身体だけでなく、精神的にも支えて下さり、寄り添ってくださった大学院生のトレーナーの方々


 試合の告知をストーリーに載せると心強いメッセージをくれたり、ラクロスを全く知らなくても応援に来てくれたりする友人


 いつもそばで応援し続けてくれる家族


 今年のチームスローガンである”Drive”には、「全員で一台の車を運転していく」という意味が込められています。この【全員】という中には部員だけでなく、関わって下さった全ての方々が入っていたんだと今更ながら感じています。


 感謝の気持ちでいっぱいです。


  

 長くなりましたが、最後に、ある選手と、同期への思いを綴らせていただきます。


 まず、2023チームのゴールを一緒に守り続けた私の宿敵でもあり支えだった選手へ。


 彼女はいつも何を言っているかわからないし、声は大きすぎるけど、チーム1番のムードメーカーです。


 孤独なポジションのゴーリーだけれども、彼女の底抜けの明るさが、なぜかいつも2人で守っているような安心感を与えてくれて、私を支えてくれました。


 ゴーリーならではの楽しさも、ゴーリーにしかわからない責任の重さも、苦しさも、全部 彼女と分かち合ってきました。


 彼女がいなかったら、間違いなく辛い8か月だったと思います。

 

 本当にありがとう。ラストまで2人で早稲田のゴールを守り続けようね。

 

 

そして同期へ。


 4年目にして未だにプライベートに於いて全員で過ごしたことはないし、宿泊を伴うと合宿と変わらないとか、人数制限的に無理とかで卒業旅行はなさそう・・・。

 

 みんな仲良しお友達、みたいな学年では決してないけれど、みんながお互いを認め合っている。個々の高いスペックを活かして、各々に合った役割を全うできる同期がいたから、私が主将でいられたのだと思います。

みんなが私を助けてくれて、強くしてくれて、主将に育てあげてくれました。


 ドライに見えるけど、それぞれがそれぞれの形の同期愛があることを私は知っています。

 

 浪人してまで早稲田に入って、同期に出会えて本当に良かったです。


 最後までこの学年らしく、全力で走りきろうね。

 



次はみんなにお願いしました。

 

明日の試合も、準リーグも、1年生のウィンターカップも全部勝って、私たちが今残せるベストな結果を出して、今年のチームを締めくくろう。

最後の最後まで、みんなで1台の車をDriveして、走りきろう。




 最後まで読んでくださって有難うございました。



 それでは失礼します。

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