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2025

【引退ブログ〜かっしー〜】

こんにちは!ちいから引き継ぎました柏原(かっしー)です。


ちいは私とは逆の性格で、冷静で私にはない視点を沢山持っている人です。


普段のミーティングなどではあまり発言をするタイプではありませんが、個人的に話した時は意見をしっかり持っているし、私にはなかった考えを持っているので沢山気付かされることがあります。


そして何よりASとして、ちいの新しい斬新なアイディアで様々なデータを選手に共有してくれて、それが間違いなく学生王者に繋がったと思います。


プライベートであまり遊んだことがないので、今度遊びに行こう!!!



本題に入る前に。


いつも早稲田女子ラクロス部を応援してくださる方々へ


平素より弊部に多大なるご支援、ご声援を本当に有難うございます。

勝ち進むにつれて多くの方が試合会場まで足を運んでくださったり、

例年よりも合宿などに多く行かせて頂いたり、

毎日当たり前のようにやっているラクロスですが、実はそれは全く当たり前のことではなく、本当に多くの方に支えられているからこそできているのだと、主将になり、より一層実感しました。


本当に有難うございました。





それでは本題に入ります。


引退して1週間ちょい、A1が終わってからは卒論に追われて慌ただしい日々を過ごしてたので、「引退」という感覚がなかったのですが、先日、24チームのGoogleアカウントに五十嵐組のキックオフミーツのスライドを見つけ、後輩のビーリアルにキックオフの写真が載っているのを見て、「あ、引退したんだ。2度と早稲田であの仲間たちとラクロスができないんだ」と感じとても寂しい気持ちです。


私は、人のブログを読むのが好きで男女関係なく色んな大学の人のブログを読んで、こんなに辛い思いをした人もいるんだから自分ももっと頑張らなくちゃと原動力をもらっていました。

だから、読んでくれる誰かが、辛い時、苦しくてどうしようもない時、少しでも立ち上がれる原動力になればいいなと思います。


語彙力は女ラク一無いと言えるぐらい、私は日本語が苦手ですが(生粋の日本人です)自分なりの言葉で書いてみるので最後までお付き合いいただけますと幸いです。





この一年で私が学んだことは、


「心に感じた違和感は全て行動にしてみる」


そして、行動するかしないかは「全て自分次第」


と言うことです。



この一年、色んな場面で言語化しづらい違和感を感じることがありました。

これまでの自分なら、その違和感を深掘りすることもなく流していましたが、

この一年はその違和感に何よりも向き合い、行動してきました。


このブログでは、


主将になると決断した時、プレーが上手く行かなかった時


について書きたいと思います。




まずは、主将になると決意した時。



突然ですが、私の物事の判断基準は


「後悔しないか」


です。ネガティブですね笑


私は後悔することが何よりも嫌いです。



「あの時、こうしておけば良かった」


過去に戻れるわけもなく、何もできない自分にもどかしさを感じるこの瞬間が一番嫌いです。



だから、物事を決断する時は


「その決断で、後悔しないか」を基準にしています。



やらなくて後悔するより、失敗してもいいからやってみる。

やって失敗なら学ぶことがあるし、次に活かせばいい。



ずっとその考えで物事を自分なりに判断してきました。



自分が、主将をやる



そう決意した時もそれが判断基準でした。



時は遡って、2023年の8月


なんとなく、来シーズンに向けた同期でのガクミが始まった頃、

同期とはよく「私たちの代、主将できる人いないよね」と話していました。


私自身もそう考えていて、ましてや自分が主将をやるなんて思っていませんでした。


3年生までの私はとことんいじられキャラ。名だけの学年副キャプテンで幹部などとは無縁。先輩後輩にいじられてヘラヘラしている日々を送っていました。

ありがたいことに素の自分を出しながらラクロスをやらせてもらっていました。


だから、4年になっても自分は役職などは持たずいじられキャラとして、声だけはどんな時も出し続けてチームを明るく前向きにできる存在であればいい。


主将はもっと威厳がある人がやるべきで、


いじられキャラの主将なんてこれまでにみたことないし、


自分がこの大きな組織を引っ張るのは責任が重すぎて無理


そう思っていました。



でも、そんな考えに迷いが生じたのは、

金井組の4年生の引退試合となったリーグ予選最終戦の法政戦が終わった後でした。


リーグ2戦目で12年ぶりに立教大学に勝利しFinal4進出への道が見えたのに、

3戦目の農大戦で早稲田の自滅もあり逆転負けし、Final4の道は閉ざされ、

リーグ最終戦では入れ替え戦に行かないために、勝利することで金井組に幕を閉じなければならなかったこと


このチームの結果を振り返った時、自分の中で


最後の一年、

自分は本当にいじられキャラだけでいいのか、

声でチームを明るくするだけでいいのか



それで一年後の自分は後悔しないか。


ここまで決して生ぬるくやってきたわけではないラクロスを、

最高学年にもなって何の責任も追わずヘラヘラして終わっていいのか、

もっと自分がチームのためにやるべきこと、できることがあるのではないか。




当然、そう考えるようになってから、「主将をやる、やりたい。」と決意するまでは相当な時間がかかり、何度も葛藤しました。



決して主将キャラではない自分が果たして主将をできるのか。

自分が主将をやることの懸念点はあまりに大きすぎるのではないか。



でも、そんなことを理由に自分は何もやらず逃げるのか。


永遠にこの考えが頭をループしていました。



考えすぎておかしくなりそうになっていた時、



主将になったら辛いことが沢山待っていると分かっている中で、


今までのようにいじられキャラだけの自分ではよくないと思ってる自分がいるなら、


そこに違和感を感じているなら


やるしかないんじゃないか。


やらなかったら後悔するんじゃないか。



そんな考えが自分の中に落ちてきて、同期にやりたい。と伝えました。


最終的には多数決など諸々あり私は主将になりました。


主将になって、


引退した今、この決断に「後悔」はありません。


ですが、主将になった頃の私はこの決断を何度も後悔しました。


「主将」という肩書に何度も苦しめられました。


もっと威厳を保たないと、

視野を広くしないと、

部員全員がこの組織にいて良かったと思えるチームにしないと、

結果を出さないと、



そんなことばかり考えて、本当の自分を見失って、訳がわからなくなって、



今日もチームをまとめられなかった。

主将らしくなかった。


毎日そんなことを考え、帰り道、新宿で同期と別れ1人になった瞬間から泣いた日もありました。


どんなに辛くてもグラウンドでは笑顔でいよう。絶対に泣かない。と決めていたのにグラウンドの端で泣いた日もありました。



でも、こんな頼りない主将を


コーチ、幹部のみんな、同期はいつも支えてくれて、温かい声をかけてくれて、


後輩もついてきてくれて、沢山いじってくれて。



私が先頭でチームを引っ張るべきなのに、気づけば、みんなに支えられなんとか先頭に立っていられるような状態でした。


この24チームの仲間たちでなければ最後まで主将をやり切ることは出来ませんでした。


本当に有難うございました。



心に違和感を感じて「主将」になり、後悔していないのは学生王者になれたという結果があるからかもしれません。結果論かもしれません。


それでも、あの時、「主将をやる。」と決意して良かったと心から思っています。




次に、自分のプレーに違和感を感じたとき


みんなは今、自分のプレーにどれぐらい自信を持てていますか?



ラスト1年で、色んな試合を経験させてもらって気づいたことがあります。


それは試合当日、


「心の底から、自分の実力をどれだけ信じられるか」


どんな試合でも緊張しやすい私にとっては、試合当日に「自分に偽りのない自信」を持てるかが何よりも大事でした。


だからこそ、練習中から試合の日を想定し、今の自分でチームを勝たせることはできるのか、学生王者になれるのかを問い続けていました。


もちろん、今の実力で学生王者になれる!なんて思ったことは一度もありませんでした。


考えれば考えるほど、課題は沢山あるし、すぐにその課題を克服できるのかと言われたらそんなことないし。



上手くいかないことの連続だと思いますが、

「自分に自信を持てるまで」


「自信を持つ事に違和感が無くなるまで」



とにかく、練習し続けることが大事だと思います。



「努力は報われる」


私はこの言葉を信じていません。


報われないことが沢山あったから。



でも、いつか報われることを信じて努力し続けることは「自分次第」で誰にでもできると思います。


毎日同じような練習をしていると気づかないことも多いですが、


一人一人が日々の小さな成長と課題に向き合い続けることで、


その積み重ねが個の力となり、


この個の力の積み重ねがチームの力になり、


チームの力が勝利になる。


そして、その勝利の積み重ねで学生王者になると思います。



だから、自分のプレーに今まだ自信が持てていないなら、それは成長のチャンスだと思うので嫌な部分まで向き合って強みに変えて欲しいなと思います。




「心にある違和感を行動に変える」


この部活に所属していると、あらゆる場面で心に違和感を感じることが沢山あると思います。



その違和感をただの違和感で終わらせるのではなく、自分なりに解釈してぜひ行動に移してもらえたらと思います。



特にラクロスでは、自分自身のプレーにおいても、学生王者を目指す上でも、


今、自分が、チームがしている事は果たして正しいのか、これで本当に結果は出るのか。


そんな疑問を感じながら、確信を持てないまま、行動し続けなればなりません。


結果が出て、初めて何が正解で、何が間違えていたのかが分かります。


だから、みんなが行動していることを「正解」にするために、


心に感じる違和感には妥協なく向き合ってもらえたらきっと、その先に良い結果が待っていると思います。



長くなりましたが、最後に24シーズンの仲間に感謝を伝えて終わりにしようと思います。



後輩のみんなへ


きっと、組織に対して不満があった人も沢山いると思います。

時に、厳しく注意した人もいますね。


でもそんな中でも、皆んながそれぞれの場所でそれぞれの役割を全うしてくれたから

「学生王者」という結果を出すことができました。


こんな頼りない主将であったにも関わらず最後までついてきてくれて本当にありがとう。



そして、長い時間一緒にプレーしたトップの後輩たちへ


永遠にショット練ばかりしていた超負けず嫌いなATの皆んな


ATDFに挟まれながらもがき続けシーズン最後は誰よりも成長していたMDの皆んな


手に負えないぐらい生意気だけどめちゃくちゃ上手いDFの皆んな


2年のくせにタメ口で主将の言うことを全く聞かない一番のライバルであり味方であるBig Monkey


個性しかなくて、我が強すぎて手に負えず呆れることも何度もあったけど、間違いなく言えることは皆んなのラクロスへの情熱や真剣に挑み続け成長し続ける姿は私の「原動力」でした。本当に本当にありがとう。これからも誰よりも応援しています。



コーチの方々へ


仕事でお疲れの中、土日は練習に来てくださり本当にありがとうございました。


感謝してもしきれないぐらい本当にお世話になりました。


選手の意見を尊重してくださり、でも時に厳しく、時に温かい声をかけてくださり、

間違いなく「日本一」のコーチです。


コーチとしても人生の先輩としても尊敬するところばかりで私の憧れでもあります。

ここでお別れは寂しいので、どうぞこれからも宜しくお願いします!

本当に有難うございました。



社会人TRの方々へ


24チームの早稲田は、「例年よりスピードがありフィジカルも強く、でも怪我も少ないチーム」と言われたことがあります。


そんなチームになれたのは

トレーニングを毎週考えてくださり、栄養面の指導をしてくださり、怪我をしても最善の方法を教えてくださるTRの皆さんがいたからで


だから学生王者になれました。

本当に有難うございました。



両親へ


毎朝文句ひとつ言わず朝4時に起きて駅まで送ってくれて、バイトもろくにしないのに金銭面でも支えてくれて、毎試合必ず応援に来てくれて本当に有難うございました。


洗濯物は片付けないし、試合前日の夜ご飯を何にするかで喧嘩した日も、ラクロスが上手くいかず八つ当たりした日もありました。

我儘ばかりで思い返せば親孝行とは程遠いことばかりしましたが、どんな時も支えてくれて本当に有難うございました。これからは親孝行できるようにがんばります。




そして最後に同期へ

4年間、本当にありがとう。

こんなに優しい人たちを私は今まで見たことがないです。

みんなの理想とする主将ではなかったかもしれないけど、皆んなの優しさに何度も救われました。何がとかではなく、全てが大好きです。

本当に本当にありがとう。これからもよろしく!!!




書いていたら長くなりすぎてしまいました。

最後まで読んで頂き有難うございました。

今後も早稲田女子ラクロス部の応援を宜しくお願いします。


次は、25シーズン、五十嵐組のみんなに託します。


学生王者になった次の年でもある25シーズン、

もしかすると2連覇しなきゃとか強い早稲田を体現し続けなきゃというプレッシャー、

他のチームより遅くシーズンが始まったことへの焦り、

などなど、不安も沢山あるかもしれません、


でも大丈夫です。


25チームのみんなだからこそ作り出せる強みが必ずあります。


自信を持って、そして何よりラクロスを楽しんでください!

本当に応援しています。


それでは失礼します。



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