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2025

【エンジの誓い〜なつ〜】

こんにちは!

ノアから引き継ぎました、4年の瀬崎(なつ)です。

あやめはここぞという時にボールを任される、信頼と期待を背負う選手です。去年、応援席にいることの多かった私は、男ラクの部員や保護者の方などのほうから「やっぱり0番はすごいな」「0番頼む…!」という声が聞こえる度、誇らしく思っていました。あやめはすごいんだよ、天性のものだけじゃなくて、本当に頑張って強くあり続けているんだよ、と言って回りたかった笑

もちろん誇らしさだけじゃなくて、世界に進むあやめが遠くに行ってしまったような気持ちになった時もありました。でもガクミや個人単位での会話でも、あやめの早稲田というチームへの愛やこだわり、25で勝ちたいという想いに触れる機会は数多く、本当に嬉しかった。メダルをかけに来てくれたあやめを信じたいし一緒に進みたいと思いました。

十年一剣。出会って数ヶ月の夏にあやめがくれた言葉は、今でも私の原動力のひとつです。大きなものを背負って日々努力するあやめの助けになれるように、それだけじゃなくてちゃんと一緒に背負えるように、頑張るからね!たくさんフィード出してね^_^

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それでは本題に入ります。


自分がこの部で最高学年を迎え、選手としてラクロスを続け、今こうしてエンジの誓いを立てている事実に、心底驚いています。

この場所に所属し続けることは、ただそれだけで、私にとって挑戦でした。きっとこれからもそう在り続けると思います。

ラクロスを続けることは自分を諦めないことと同義で、他の誰かや、序列や、そういうものにどれだけ否定されようと、心の根っこの部分で「まだ自分はできるはず」「こんなもんじゃない」と自分を信じ続ける行為だと思っています。

私はそれがひどく苦手で、自分に期待できない自らの弱さに、何度も打ちのめされてきました。

ATなのに、経験者なのに、実力がないのに。誰かが私に対して抱いたかもしれないマイナスな感情や疑問は全て、自分で自分に投げたことのある言葉です。入部当初から「日本一」を掲げる同期の隣で、みんながそれを口にする度に、私はそれをどこで見るんだろうと考えていました。一緒に日本一を目指す想像も、達成する時仲間のままでいる想像も、出来たことはありませんでした。

簡単に土俵に立ったつもりはなかった。けれどきっと覚悟が、足りなかった。それだけでなく、自分の選択を信じる力も根拠も、私にはありませんでした。


それでも部にいることを選び続けてきたのは、

この場所で出会った人達への尊敬と、組織への希望があったからでした。


22チームは私に、すべての原点を教えてくれました。

こうなりたい、こうありたい、その全てを忘れられないほど鮮烈に焼きつけられたシーズンでした。大事だと信じる行動を貫き、突き通すこと、そしてひたむきな姿が他者の原動力になり得ることを知りました。この三年間、部を離れようと思う度に、あの人達に憧れた自分は嘘ではなかったはずだと思い出し、その記憶が考える時間を与えてくれました。ずっと一番目指したい存在です。


23チームは、考え続けた一年でした。

自分と同期の違うところを書き連ねて、ここにいるべきではない理由を数えるような日々でした。そしてひとからの優しさを真っ直ぐに受け取れない時期でもあった気がします。それでもこの期間、共に戦ったサブチームでの時間は、そこで関わった人達は、他の誰よりも報われてほしいと願う相手で、活躍する姿を見せたい人達になりました。


24チームは、変化を、もたらしてくれました。

春、早慶戦を目指す期間に、初めての自分に出会いました。

転んで怪我をするのが嫌だから、というか予想外の怪我に蹲り気遣われるのが怖いから、最初から受け身をとる準備をするような人間です。かけっこでは転ぶ瞬間を、ピアノの発表会では暗譜がとんだ対処を、受験では不合格の可能性を。昔から、何かに挑戦するときは毎回、叶わなかった場合とその時の自分の振る舞いを事前に想定して、それを安心材料としてやっと全力で物事に取り組める、そういうタイプでした。

その臨み方でもなんだかんだ、目標としていたものは手に入れられて(嘘です、かけっこだけは無理でした)、これまで特に不都合はなかったです。けれどこの部で出会う人達の、信じ難いほどの真っ直ぐさを目の当たりにして、転んで泣いても一等を獲るために走り出すあなたを見て、自分の屈折したところをだんだんと、変えたいと思うようになりました。

早慶戦は、そんな私が初めて、体当たりで物事に挑めた期間でした。叶わない場合の想像を、一度もしなかった。だからこそ、この時の挫折は本当に苦しいもので、準備をせずに転ぶのはこんなに痛いものなのか、これが本気で取り組むということなら、私はすごく遅れを取っていたんだ、と思い知りました。痛くて苦しくて、また走り出すのは怖くてたまらなかったけれど、真っ直ぐになってみた自分をすこしだけ、認められるような気持ちになりました。

リーグ戦では、仲間が煌めく瞬間をごく近くで、見ていました。

早慶戦で知った自分の弱さをそのままにしたくなくて、色んな事を変えてみました。でもそれがすぐに成果に結びつく訳なくて、結局、日本一になるチームと、コートを背に紺碧を歌う仲間を、応援席から見ました。輝かしい道を進むごとに、仲間が壁を突破するたびに、その陰で涙する人がいることを知ったのも、このシーズンでした。


3年間は全然あっという間なんかじゃなくて、

得点時のあの喜びも、勝った時のうれしさも複雑な気持ちも、その他の何かも、これまでの人生に無いほどたくさんの感情を味わってきました。

これらの感情や、それを乗り越えた自分や、その過程で関わった人達すべてに、胸を張れるようになりたいです。

叶えたい未来に真っ直ぐに向き合い、

自分の中の熱さや想いをちゃんと周りに共有し、

言葉だけじゃなくて、プレーでそれを示し続けて、

チームの為にいち選手として輝く、ラストイヤーにします。




そして今年は、組織幹部という役割をいただきました。

つくづく、女ラクは不思議な場所だと思います。

「ラクロス」と「目標」への想いのみが共通で、逆に言えば、出身も価値観も、大切にしたいものも、思いつく全部がバラバラな人の集まりです。自分が絶好調の時にはどん底を味わう誰かがいて、もちろん逆も然りで。このばらつきは、けっこう怖いもので、当たり前だと思っている自分の軸が理解されなかったり、逆に相手を傷つけてしまったりします。

でも、多方向の矢印が存在するここだから、私は大切な人や尊敬する人・一緒に勝ちたい人に出会えたし、自分に変化を起こせたのだと思います。

だから、25を一緒に戦うみんなへ

(どうか自分のことを除かないでください、本当に文字通り、「みんな」のことです、信じてね)

私は、この場所に集う一人一人のことが、あなたのことが、心から大切です。

私もあなたも、誰か一人がいなくても、この組織はきっと進んでいくけれど、その一人がいた方が、絶対に強く大きく、濃いチームになります。

私は、あなたが、誇れるような組織を作りたい。

あなたができるだけ息をしやすく、助けを求められる場所だといい。勝つことに一直線なあなたが、一緒に頑張ろうよと発信することを、恐れずにいられる場所だといい。

学年で新シーズンに向けて話し合うとき、組織幹部の仕事が明確に言語化できないことに何度もつまずきました。

今の私の答えを、記しておきます。

それぞれに芯を持つ人達が、できるだけひとまとまりに近づくための努力をすること。正解がわからないからこそ、良いかもしれないと思ったことを取り入れ、試し続けること。その積み重ねがチームを作るということだと思う。

そのために、

私に強さがあるとしたら、考え続けられることです。

私は、あなたたち一人一人について、その気持ちや背景について、あなたの幸せと苦しさについて考えること、理解しようとすることを絶対に諦めません。




最後に、この一年間への誓いを記します。

私のエンジの誓いは、「貫く」です。

巡り巡った先に見つけたのは、結局、はじまりの言葉でした。

自分への期待を、すると決めた努力を、組織の理想・それを実現する為の行動を、大好きな尊敬する人たちへの誇りを、綺麗事だと言われようが実現したいことたちを、

これら全てを信じ、貫くことを誓います。

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次は、たまにお願いしました。

ポケットから生の金平糖が出てくるはなこ、早稲田パーカーのフードを焼いてしまったはなこ、今日好きの登場シーンの再現が上手すぎるはなこ、乾杯した瞬間に泣き出したはなこ、令和ロマンくるまにガチ恋しかけたはなこ、、etc

挙げたらキリのない数の面白エピを持つはなことは、本当に長い時間を共にし、ほぼ全ての感情を共有してきたように思います。

私の女ラク人生はあなたなしでは語れません。

はなこは、全部と向き合い、よく考え、それを行動に移すことを躊躇わない、そんな強さを持つ人です。

華子がどんどん外の世界をシャットアウトしていくあの時期、いちばん近くにいたのに、ただ隣にいることしかできませんでした。それは今でも心残りだし、一緒にプレーしてた未来を想像してしまう日も、まだあります。けれど、転向してからの華子が、自分に出来ることを見つけ、増やし、楽しそうに活躍するところを見る度嬉しいし、きっとこういう運命だったのかもなどと(あどさんでもはるかでもないけど)柄にもなく思ったりもします。

はなこは時々、自分の事を弱いと言うよね。

だけどね、私のことを原動力だと言ってくれるはなこがいるから、私は踏ん張ってこられたんだよ。自分を原動力にしてくれる誰かがいるのがこんなに心強く、自分を奮い立たせてくれるものだとは、知りませんでした。

いつもありがとう、これからもたくさんよろしくね。

不仲になってもスナチャのストリーク(現在461)続けようね^_^


それでは失礼します。


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