こんにちは!
めいから引き継ぎました4年の鶴巻(ろく)です。
めいは、初めて会った時は「私は自主練とかは行かないかな〜」と言ってたのに、入部した次の日から欠かさずに自主練に来ていました。笑
私の人生ではなかなか交わってこなかったような人種で、最初の頃はあまり話したことがなかったけど、いつしかめいと自主練してご飯食べるのが日課になりました。
4年目に入ってからは、脇田萌衣って実はおもろいということに気がつき、かっしーとよくだる絡みしています。めいにだる絡みする日が来るなんて思わなかった笑 人の面白い所を発見するのって楽しいです。
そんなめいは、私のラクロス人生で欠かせない存在で、私がラクロス人生に終止符を打とうとした時、時に優しく、時に厳しく何度も手を差し伸べてくれました。めいのおかげでたくさん強くなれた!ありがとう
なんでも計画的にできるとこ、尊敬してます。きっと私は何歳になっても前日に徹夜します。
それでは本題に入ります。
最後なので赤裸々に書いてみました。気分を害する人がいるかもしれませんが、誰かの活力になることができれば幸いです。
「なんでラクロスやってるの?」
いつも苦しそうにラクロスをしていた私は、ラクロス人生であらゆる人にこの質問をされた。
その度に考えるけど、行きつく答えはいつも一緒。
「一度始めたことを途中で辞めたくないから」
まあそれはそれでいいと思う。その信念はずっと変わらない。でも、なんだかずっとモヤモヤしていた。
3年のリーグが終わった頃、この質問の答えに、初めて
「ラクロスが楽しいから」
が浮かび上がった。でも、ラクロス楽しいのは本当に一瞬で、答えの模索は続いた。
引退ブログとのことなので、ラクロス人生を振り返ってみる。
大学に入る1年前、来年必ず女子ラクロス部の一員になります。って女ラクのDMに送った笑
奇跡的に合格した1年目。
ドキドキとワクワクで向かった体験会は、なんと、あまり楽しくなかった。大焦り。
迷ったけど、日本1を目指せる環境に惹かれて入部した。
めっちゃ早起きして朝から思いっきり運動できるのは楽しかったけど、ラクロスが楽しいかと言われると別に。同期とはどこかノリが合わず、個人競技かのような活動をしてたくさん遠回りした。
1on1で抜かれる度にうるうるして、涙を流すまいとマウピを噛み締める日々だった。
怪我ばかりでサマーもウィンターもまるで第3者だった。(自分のせいです)
クリライ練の時は、自分のマグネットすら無かった。悲しかった笑 忘れられるぐらいには存在感無かった。
冬オフが待ち遠しい。
2年目
やっと思いっきりラクロスできるようになって、同期との暮らしにも慣れてきた。
六大戦では、サブのフィールドが10人程度しか居なかったにも関わらず、自分だけほとんど試合に出られなかった。「アスクできてたじゃん!次はキャッチできるといいね!」と褒められる始末。
同期との差は中々埋まらない。
挙句にラクロス初めて4ヶ月の1年生より下のチームにされた。
悔しくて練習の午後には毎日のように壁打ちしたけど、結局同期で自分だけが一度もチーム上がれずに終わった。
冬オフから始まってた3年目。
目標から逆算し、キックオフ明けに何が何でもトップチームスタートが必要だと思った。同期と少しでも差をつけるため、同期ディズニー休んで練習した。笑
結果はしっかりサブで、心折れそうだった。
毎日毎日何本も1on1して、一球に魂込めて練習した。
4月、やっとトップに上がることができて初めて成功した気持ちになった。
準リーグでは、1からチームを創り上げる過程を経験して、入部してから1番の結束力を味わえた。初めてラクロスの醍醐味を味わえたかもしれない。
バカみたいな怪我したり、トラブったり、不完全燃焼でリーグ期が終わった。
"個人ラクロス"から抜け出せない選手で、"チームラクロス"の課題にぶつかった。
つらつらと自分のちっぽけな話をしましたが、4年目は割愛してこの辺で。正直、私のラクロス人生、こんなの100分の1ぐらいの出来事で。
できるようになったと思ったらすぐ壁にぶつかって、楽しいと思ったら悔しくて怒り狂ったり泣いたり、時に悲しくなったり、まさに喜怒哀楽の激動の毎日で、とてもじゃないけど書ききれないです。全部書いたら卒論を優に超えて一冊の小説になってしまいます笑
あとは私の原動力と、4年間通して大事だと思ったメンタリティの話。もう少しだけお付き合いを。
4年目もちゃんと振り返るよ、ボケ入れないと気が済まない体質なので、すみません。
まず、部活に入ってから3年間、どんなに辛くて逃げ出したくなっても、めげずに練習し続けられたのは「早慶戦」という原動力があったからだった。(山本組の早慶戦のおかげです。ありがとうございます。)
報われなくて何度心折れそうになっても、「こんなところで折れたら早慶戦で活躍できない!」と思えばどんな時も踏ん張ることができた。
でも、3年目もダメで、出れると思ってた4年目もダメだった。
4年目で早慶戦が途絶えた瞬間、自分の中で繋いでいた糸が切れたようだった。
自分の実力不足を痛感したものの、どうしようもできない気持ちを何ヶ月経っても消化できなかった。勝機のある目標をいつになっても達成できない自分を、弱い自分を、恨み続けた。
そこから自分が変わっていった。
なんとか切り替えて全霊を注いだ農大戦もダメだった。
「別に出たくなかったからいいんだ」
と笑いながらさやかに言ったつもりだったけど、きっとボロボロ涙が出ていた。そんな顔を誤魔化すように
「うちアウェイユニ無くしてたからどっちみち試合出れなかったわ」
と謎の嘘をかまし、アップに向かった。
だんだん自分に見切りをつけるようになった。
「スタート時点で能力にも差があるし、私はこれ以上はもう無理だ」
「早稲田が勝てばいい話。自分の代わりがいくらでもいる中で、わざわざ自分が試合に出る必要はないじゃないか」
負けん気が強くて、いつ何時もあきらめないのが取り柄だったはずなのに、こんなにも諦めてる自分に出会ったのは初めてだった。でもなぜだろう、何度言い聞かせてもそう思えば思うほどに涙が溢れてくる。
グラウンドに向かう自転車で泣いて、リラクで泣いて、リストレ待ちで泣いて、フリシューの順番待ちで泣いて、ビデミの最中にも大泣きして(画面オフにしましたごめんなさい)、合宿はいつだって周りよりご飯早く食べて部屋で泣いて、、、
とにかく人に見られてる時以外グラウンド内外問わず、勝手に涙が出てきて熱は出るし食事も取れないしおはようの声すら出なかったり、まさに地獄のような日々を味わいました。
毎朝6時までには到着していたグラウンドには、5分、また5分と到着時間が遅くなった。
自分の良い所をどんどん失っていくのを感じ、自分が自分でなくなるようだった。
そんな一方で、自分の中で新たな原動力ができた。それは、
「日本1の練習を作りたい」
ということ。(夢フィールドでガクミしてから固まったものです同期ありがとう)
・日本1のアップを作る!
・見た人が圧倒するような集散ダッシュを作る!
これだけはどんな日もやろうと決めて、死んだような日もグラウンドに向かった。
この原動力は、自分にたくさんのプラス影響をもたらした。
目標を見失ってる日でもこの二つを心がけると必然的にメニューも夢中で取り組んだ。
1年生がアップで大声出して集散ダッシュ徹底してる姿が見えた。
立教戦では涙が出るほど感動的な瞬間を味わえて、FINAL4という新しい大きな目標もできた。
だんだん日本1が現実的になって、いつしか「日本1を獲りたい」というさらに大きな原動力が生まれた。
最後の全体練のアップは間違いなく日本1だったし、年が明けてからの10練習はラクロス人生で1番ラクロスが楽しかった。
早慶戦ばかりを描いて3年間部活に取り組んでいた自分と、その先の日本一を目指して3年間取り組んでいた他の同期との間には、大きな差があったんだな、と落ちてから感じました。
だから後輩には、先の日本一を見据えて走り続けてほしいと思います。諦めそうな自分に、打ち勝ってほしいと思います。そして、何か自分の中でブレない原動力を持っていてほしいと思います。
最後に、メンタリティの話。
これまでの人生、直向きに努力し続けることは得意だけど頭を使うのが苦手だった私。この4年間、目標に対して1番近道できる努力の方法を自分なりにたくさん模索しました。
自分の中で出した結論は2つ。
まずは、
「レベルアップのために、仲間を使うこと」
同期や後輩に弱みを見せず、自分で戦うのがかっこいいと思ってたけど、仲間の手を借りる方が断然近道だった。
めいや他のチームメイトとたくさんラクロスの話をして、アドバイスをもらった。たくさん手を借りたおかげで、自分のラクロスも少しずつ変わっていった。
スクリメでは、めいがたくさんパスを出してくれた。
ボールタッチほぼゼロだった苦手すぎるゴール前3-3も、ハルちゃんがひっそり協力してくれて今では大好きなメニューになった。
まるにはワンで抜いてパス出してほしいって言ったし、みあとセットの話をした次の日は、わざとみあの印象に残るようなプレーをした。みあは「今日ろくが入ってたセットめっちゃやりやすかった!!」って言ってくれた笑
アップではかっしやいるがいっぱい一緒に大声出してくれた。
(色々ラクロスの話したけどさやかは何度もボール奪ってきた、、)
そんな作戦の積み重ねで、リーグ前はほぼゼロだったチャンスも、だんだん増えていった。自分の見せ場が増えていくのを感じた。
チームで足りない部分、自分の強みを活かせる部分を探す→達成するために仲間を使う
この繰り返しでラクロスのプレーも、人間的にも、チームとしても、レベルアップできたと感じました。
二つ目は、
「日々の練習で成果を出すこと」
当たり前かもしれないけど、まじで大事!
さっき述べた一つ目で手に入れたチャンスも、活かせないと次に繋がらない。
自主練でスキルを磨き、ビデオでイメトレをして、練習を実践の場所にする。自分はこれが1番質の濃い練習につながった。
リーグ前、本当にチャンスがほぼなかったので、スクリメやセットの2-3分に神経研ぎ澄ませて1点をもぎ取っていました。結果的に最初のパスキャから全メニューで緊張して、ミスも多く満足のいく結果は全く出せなかったけど、プレッシャー下で自分を爆発させる力を少しは培えたと思います。
人生は不平等な事の方が多く、家庭環境も置かれた状況も違います。加えて、チャンスはそう多くないし、一度チャンスを掴み損ねればチャンスはどんどん減っていきます。後輩には、毎練習を本気で取り組み、ふとしたチャンスをもぎ取って、自分を更新し続けてほしいと思います。
「共突破する」
1年前にそんなことを誓ったけど、体現できていただろうか?
個人的には、"自分がチームを巻き込むことができた"というより、弱くて落ち込んでばかりの自分を、"柏原組のみんなに巻き込んでもらった"と感じている。A1で、歓声の中試合終了のホイッスルがなった時、悔しさ、達成感、やるせなさ、誇らしさ、さまざまな感情が合わさって、体験したことのない感情で涙が出た。
いっぱいいっぱい遠回りしたけど、日本1を達成して、間違いなく人生で1番の「やり切った」を味わうことができた。
柏原組のみんなのおかげで、最高の景色を見ることができました。本当にありがとう。
最後に感謝を伝えます。
コーチの方々
4年間本当にありがとうございました。特に、まっすーさん、ぐっちさん、小菅さんには、大変お世話になりました。諦めそうな時、何度も厳しい言葉や期待の言葉をいただいたおかげで、自分の未熟さに気づき、踏ん張ることができました。人生の先輩として尊敬しています。ありがとうございました。
To母
小さい頃からたくさん大変な思いして女で一つで育ててくれたのに、母さんが病気になるまでろくに近況も連絡せずにごめんなさい。母さんとあやねちゃんを早慶戦に呼んで2人を勇気づけることが自分の中で変えがたい目標でした。出れなくてごめんね。いつも挑戦を応援してくれたおかげで、ラクロスの挑戦を経てだいぶパワーアップしたので、仲良し家族築けるように頑張ります!
To後輩
ふとした時に投げかけてくれる期待の言葉が本当にめっちゃ嬉しくて、よく急いでその場を離れて陰ながら涙していました。あと伝えたいことは全部ブログに書きました。これからもみんなの事をずっとずっと応援しています。今まで本当にありがとう。
To同期
同期ラブ!!とかではないんだけど、根で思ってることがあっても言わない人が多かった頃より、長くて苦しかったガクミ、24シーズンを経た今の同期の方がとても好きです。出会った頃はこんなにもみんなを尊敬して、自慢の存在になって、好きになる日が来るなんて思いませんでした。一生苦しむ勢いだった悔しくてやるせないこの記憶たちも、日本一を獲れたおかげで最高の財産になりました。ありがとう。
「なんでラクロスやってるの?」
4年間のラクロス生活を終えた今、何度も自問したこの質問の答えを、こう結論づける。
それは、
「強くなりたいから」
「ラクロス強くなりたい(上手くなりたい)」というシンプルな気持ちは今も昔もずっとずっと原動力の一つだし、目の前の壁に立ち向かうことで「強くてカッコいい人間」になりたかった。そして「強い早稲田」を作りたかった。全部ひっくるめて「強くなりたいから」私はラクロスをしていたんだと思います。
これからも、何度でも自分に打ち勝って、強くなります。
みんながラクロスをする理由、ぜひ聞かせてください。
とても長くなりましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次はまりなにお願いしました。
まりなは、課題を期限の前日に取り組むなんてあり得ない、科された当日に取り組むような人間です。今年は特に、チームのために動き、陰でたくさん支えてくれました。私には陰で支えるとかきっと無理です。前面に自分がしてる仕事をアピールすると思います。
いつしかのガクミで「私はOFFがないときつい」と言っていたのに、今年は当たり前に2部練をして、10日以上OFF無しという日々にも立ち向かっていました。
まりなは覚えているかわからないけど、育成の体制でラインしてた時、「気合いで乗り切るしかない!」ってまりなから返信きた時は、なんだかすごい勇気をもらいました。
赤ちゃんとか言われてるけど、とても強さのある人だと思っています。
これから先も、調べれば秒でわかるようなことをラインで聞くと思います、呆れずに返信してね^ ^
それでは失礼します。
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